集成材の特徴
 1. 安定した強度
 2. ムクリ加工により大スパンの利用が可能
 3. デザインに合わせ、断面や形状が自由
 4. 炭化被膜によるすぐれた火災耐力
 5. 建物の総重量を大幅に低減
 6. すぐれた寸法安定性
 7. 容易な施工性
 8. 優雅な造型美と建築美

安定した強度
 木材のもつ節や腐れ、割れ等の強度を低下させる要因を、製造時に除去あるいは分散させるため、製材品に比べて強度的バラツキが少なくなり高い許容応力度を与えられています。
(建築基準法施行令第3章第3節木造、同第8節構造計算及び建設省告示昭和55年度第1799号参照)

ムクリ加工により大スパンの利用が可能
 大スパンになった場合、木材は鉄や鉄筋コンクリートに比べてヤング係数が小さいため、たわみが問題となります。しかし構造用集成材は製造時にあらかじめ計算された量のむくりをつけることが容易なので、大スパンの利用が可能です。

デザインに合わせ、断面や形状が自由
 梁と柱が一体となった湾曲集成材が簡単に製造できるため、これまで無意味とされていた木造ラーメン構造も可能となります。同時に、デザインなど設計面でも自由となり、新しい建築空間を得ることができます。

炭化被膜によるすぐれた火災耐力
 集成材は表面が炭化したあとも、内部は強度がそのまま残ります。炭化速度は1分間に0.6mm前後ですので、一定断面以上の構造用集成材は、30分間以上の火災耐力をもつ材料として知られています。鉄骨は500℃になると強度が1/2になり、700℃になるとほとんど強度がなくなりますので、集成材は、鉄骨以上の火災耐力があることが、火災実験だけでなく、実際の火災によって確かめられています。

建物の総重量を大幅に低減
 構造用集成材は、鉄筋コンクリートや鉄骨等に比べて、単位重量当りの強度の比が非常に大きく、そのために建物の総重量を大幅に低減できます。地震力や基礎部分の設計が他の建築材料より有利となるのは、これによっていいます。

すぐれた寸法安定性
 構造用集成材では、設計時に熱による膨張や収縮をほとんど無視することができます。また、一般の木材とちがい、製造の段階で十分な乾燥を施していますので、狂いや割れがほとんど生じません。

容易な施工性
 多彩な用途にいかすことができる「構造用集成材は、施工面でも一般の木材に劣らぬ容易さを誇り、さまざまな建築分野での施工と利用が可能です。

優雅な造型美と建築美
 鉄筋コンクリート造や鉄骨造などと比べて全体に非常に優雅でソフトな造型美と建築美を創出します。また、音響効果にもすぐれたものを備えていますので、オーディトリアムやコンサートホール、体育館等の特殊建造物にも最適です。